人間は、慣れ親しんだものを探し求める:マインドの教科書その7
マインドの教科書その7:人間は、慣れ親しんだものを探し求める
暑ければ汗をかき、寒ければ震えて体温を上げる体の機能・ホメオスタシスと同じように、環境、お金、自己評価など、マインドも全て一定に保とうとします。コンフォートじゃなくても、慣れ親しんだ状態をコンフォートゾーンと言います。
慣れ親しんだ世界
〜コンフォートゾーンは自己イメージが決める〜
コンフォートゾーンは、快適な環境というようにも聞こえますが、快適かどうかは関係ありません。
慣れ親しんだ世界かどうかも、怪しいです。
どちらかというと、快適かどうか関係なく、自分にとってありきたりゾーン、当たり前ゾーンという方が、理解しやすいと思います。
狭くて汚い部屋に住んでいる人が、豪邸に引っ越しても、一部屋に全てを詰めこんで似たような状況になります。
スポーツの試合とかで、ホームでは力を出せても、アウェイでは緊張したり居心地が悪かったりして力を出せない状況があります。
コンフォートゾーンではない場所や空間だから、と解説されることがあります。
コンフォートゾーンでは普段良い結果が出せる人が、コンフォートゾーンではない状況で良い結果が出せないという解説です。
逆も同様に、理想的ではない好ましくない状況が当たり前ゾーンになっている人は、そのゾーンもコンフォートゾーンとなっているので、好ましい状況になってもちゃんと好ましくないコンフォートゾーンに戻る力が働きます。
体の体温や、血圧、血糖値が一定を保つような機能・ホメオスタシスは、体だけでなくマインドにも存在します。
良し悪しの判断は関係ありません。
自己イメージが変わると、コンフォートゾーンも変わります。
私はいつも周りに、今のあなたはそんな人間ではない、もっとふさわしい存在になるべき人間だ!と常に言っています。
コンフォートゾーンは変えるものではなく、自己イメージを変えます。
自ずと、コンフォートゾーン・ありきたり当たり前ゾーンが変わります。
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