
【心の乱れは伝染する】性格のクセが、神経のクセになる
感染症には届け出が必要なものがあります。
けれども、世の中にはもっと身近で、知らないうちに広がっていく「もうひとつの感染」があります。
それは……心の不機嫌の伝染です。
いつも批判的な人、他人を見下す人、被害者意識の強い人。
そうした人のそばに長くいると、知らず知らずのうちにあなたの神経まで緊張モードになります。
この「感情の感染」は、心理学ではエモーショナル・コンタジオンと呼ばれます。
ニューロアンチエイジングの視点で見れば、それは「交感神経の同調」「脳の共鳴反応」です。
「性格ブス」とは何か
ここでいう「ブス」とは、外見ではありません。
性格や態度、言葉遣い……つまり神経の使い方です。
見た目の美しさは好みで変わりますが、心の美しさには普遍的な感覚があります。
- 人を見下しても、自分の価値は上がらない
- 他人の失敗を笑っても、自分の心は豊かにならない
- 優越感に頼る人ほど、内面の不安が深い
こうした「心の乱れ」は、その人自身を疲弊させるだけでなく、周囲の神経にも波及していきます。
つまり、性格の乱れ=神経の乱れなのです。
美しさを守る「心の免疫力」
見た目がどれほど整っていても、心の在り方が乱れていけば、表情や雰囲気にもその影が出てきます。
逆に、思いやりや誠実さがある人は、年齢を重ねるほどに柔らかく、美しく見える。
美とは、心の姿勢の結果。
他人を批判するより、自分の神経を整えることが、最も確実な「美の免疫力」です。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。