会社で尊敬される上司の褒め方
すこし教育や指導を勉強した人なら、だいたい知っていますよね。
人を褒めるときは、直接ほめるのではなく、間接的にほめるというアレです。
✕ (上司からAさんに)Aさん頑張ってるねー
○ (同僚からAさんに)上司がAさん頑張ってるねー、って言ってたよ
このパターンです。
前者を、直褒め(ちょくぼめ)
後者を、陰褒め(かげぼめ)
というようです。
上司部下の関係が良好じゃなかったり、Aさんが精神不安定だと、直接ほめたら「ふん!働けってこと?」って捻くれちゃうかもしれません。
「もっと言って♥」というポジティブな人なら、直褒め、陰褒め、両方ありですね!
あなたが普段から部下や周りの人の良いことを見つけて、周りに言って回ったとしましょう。
◯さんのこと、素晴らしいって言ってたよ
◇さんのこと、気が利くって言ってたよ
あなたはみんなのことを褒めている、ちゃんと見ている素晴らしい上司と評価されるわけです。(評価されたくて褒めるのも違うと思いますが・・・)
ここで一つ重大なお知らせがあります。
陰褒めではなくて、陰口は一瞬で評価を落とします。
コロナ問題や、日頃のニュースでも分かりますが、幸せポジティブ情報は報道されないし、報道されても拡散されません。
不幸ネガティブ情報はよく報道されるし、より不安を煽りながら拡散されます。
上司がだれかの陰口をたまたま言ったら、言われた人は「私も言われているんだな」と、被害妄想をします。
陰口の対象が本当に悪い人であったとしても、自分の評価が下がるのは同じです。
だから、陰口は、絶対に一生言わない!となりますね。
会社だけではなく、家庭でも同じことが言えます。
お母さんが子供に向かって、お父さんのことを陰褒めしているかどうかで、お父さんの家での立場が変わります。
子供から尊敬されるお父さんなのか、肩身の狭いお父さんのか。
お母さんとお父さんで、逆の場合も同じです。
陰口し合う両親に育てられた子供は、きっと陰口が普通だと思う大人に育つでしょう。
その子供たちが、学校や社会に出て、家庭を持って、また同じことを繰り返すことになります。
ドクター小池はこう思う
悪口を言う人は、自分に自信がない人がほとんどです。
自分に自信がないから、相手をおとしめて、相対的に自分の地位を高めようとします。
自分に自信がある人は、いちいち相手を貶めるような事はしません。
では自信とは何でしょうか?
家柄が良い、肩書がある、見た目が良い、人より成績が良い、人よりお金がある、そういった評価項目があるから、自信が持てるのでしょうか。
コーチングの世界では、そういう自信は自信とは言いません。
自分が決めたゴールが自分で凄いと思う。そしてそのすごいゴールを達成する自分はすごい。その感覚が、コーチングの分野で言う自信に相当します。
どうですか?
人と比べた相対的な内容で決まる自信とは、別物ですよね?
じゃあどうやって、そのゴールを見つけていくのか?
コーチはクライアントと一緒に、ゴールを見つけていくお手伝いをします。
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