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二の腕のブツブツ市販薬「ザラプロ・ニノキュア」と毛孔性苔癬の情報

もしかすると、二の腕のぶつぶつを良くしたくて、ザラプロとニノキュアを調べて、こちらにたどり着きましたか?

普通なら、一度クリニックに相談して下さい!といいたいところですが、ザラプロとニノキュアで調べた方は、その前にやることがあります。

「ザラプロ」と「ニノキュア」1ヶ月使いましょう

ザラプロ」と「ニノキュア」を、まずは、1ヶ月つかってみてください。

一生懸命ぬって下さい。手を抜かず、きちんと、箱の説明書きどおりに。素直に従って下さい。

 1ヶ月です!

そして、ネットやCM、広告、マーケティングに影響されたのかもしれない?と感じたら、ぜひ一度相談をしてください。

ザラプロとニノキュアの違い

ドラッグストアで売られている市販のお薬で、二の腕ブツブツに2種類あります。

ザラプロ

ザラプロは2年ほど前に、メンソレータムから発売されました。

メンソレータムRザラプロ」は、二の腕や太ももなどのサメ肌によるぷつぷつ・ザラザラの症状に着目したOTC医薬品です。

二の腕や太ももなどのぷつぷつ・ザラザラの症状に3種類の有効成分がしっかり効果を発揮。

特に尿素には、角質に水分を与え、柔らかくする角質軟化作用があります。

古くなった角質をやわらかくし、はがれやすくする事で、スベスベの肌へと導きます。

ザラプロの商品特徴より(外部リンク)
http://www.rohto.jp/m-zarapro/detail.html
有効成分(1g中)
尿素:100mg 角質を柔らかくする
グリチルリチン酸二カリウム:5mg 炎症を抑える
トコフェロール酢酸エステル:5mg 血行を促進し、患部の修復を促進

ニノキュア

こちらもよくCMをしていました。こちらのほうが、あとから発売したお薬で、小林製薬さんが出しています。

気になる二の腕などのブツブツを治せるクリームタイプの塗り薬です。

尿素を一般用医薬品最大量※である20%配合。保湿しながら、高い角質軟化・除去効果で、ブツブツを治していきます。

※出典/株式会社じほう
日本医薬品集 一般薬 2014-2015,631-817
トコフェロール酢酸エステルで血行を促進し、ブツブツの原因となる肌の代謝(ターンオーバー)を正常化。グリチルリチン酸モノアンモニウムの抗炎症効果で、気になる赤みを改善します。使い続けると、ブツブツの気にならない、すべすべの肌になっていきます。

 

ニノキュアの商品特徴より(外部リンク)
http://www.kobayashi.co.jp/brand/ninocure/about/
有効成分(100g中)
尿素:20.0g 角質を柔らかくする
トコフェロール酢酸エステル:0.5g 血行を促進し、患部の修復を促進
グリチルリチン酸モノアンモニウム:0.5g 炎症を抑える

ザラプロとニノキュアは有効成分

ザラプロとニノキュアは有効成分は3種類あり、同じ成分が使われています。

この2つは、尿素の含有濃度が違います。

ニノキュアの方が尿素の含有量が多いのでよく効きそうな気がしますが、必ずしも濃度が高い方がいいというわけではありません。尿素10%配合剤と、尿素20%配合剤の使い分けましょう。

尿素は、角質の間に入り込んで水分を保持するので、肌の保湿効果があります。また、尿素には、皮膚の角質化した所を溶解して、剥がす作用もあります。保湿作用だけをもとめるのであれば、尿素10%配合のものでよいでしょう。

もし、硬くなった角質を柔らかくして、カチカチ、ガサガサを治療するような効果も期待する時は尿素20%のものを使用するといいでしょう。

尿素には、正常な肌に使用するときは刺激は少ないのですが、荒れている肌や皮膚の薄い所に使用するとしみることがあります。

肌が弱い、敏感だと思う方は尿素10%配合から使用してみるほうが無難です。

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Drこいけ

クリニック会員さんから質問があったので、詳しく説明しています

どうしてザラプロとニノキュアがあるのか?

二の腕のブツブツ、毛孔性苔癬に対しての市販薬があります。

二の腕のぶつぶつに悩んでいる人が多いのだと思います。そこに業界は目をつけました。

皮膚科でもらう薬に 「尿素剤」 というのがあります。それと、同等のお薬です。皮膚を柔らかくして、うすく剥いてくれる治療薬です。

皮膚科でよくなるなら、これらの市販薬でも治ります。

しかし、本当にどこまでよくなるのでしょうか?

ザラプロとニノキュアそして毛孔性苔癬

毛孔性苔癬についてはこちら

薬だけで毛孔性苔癬を治そうとするのはもう古い

クリニックでは相当つよく、積極的に治療をします。

それでも、回数が必要なことが多いです。

毛孔性苔癬とは

肩から二の腕、背中の上のあたりにあらわれる褐色がかったブツブツ・ざらざらを、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)といいます。

通常は痛みもかゆみもありませんが、外見上は気になる方が多い症状です。

毛穴の出口が広がり褐色の角質がたまっており、毛穴には角質とともにねじれた状態の毛が詰まっています。

これらを取り除くことで症状を改善できます。この気になるぶつぶつですが、ピーリングで角質を除去するとともに、レーザーでねじれた状態の毛とその毛根を除去することで治療することができます

毛孔性苔癬治療の流れ


毛孔性苔癬の治療は、肌表面と肌の中のねじれたて詰まった毛を除去することで治療できます。長年放置していた場合は、皮膚の色素沈着で黒ずんでいることがあります。その場合は、気長に治療することが必要です。

結婚式などで、ドレスを着るために治療を行いたい場合は特に早めに治療を開始してください。

毛孔性苔癬についてもっと調べてみる

治療を受けられるクリニックと料金

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