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【肥満と食欲】太っている人ほど食欲がおさまらない

子供のころから肥満だったり、痩せたいと思っても肥満だったり、肥満体質だったり、いろいろ原因はあると思います。

がんばって痩せる努力している人もいるでしょうが、肥満な人ほど簡単にやせられません。

なぜなら、肥満の程度と、食欲の程度が比例するからです。

食欲はどうやって感じるの?

食欲は、脳の視床下部というところでコントロールされています。

エネルギーが足りないから食べなさい、満腹になったので食べるのを止めなさい、という様に。

ただし、空腹でなくても、頭に残った「これ美味しかった」という記憶があると、その欲望を満たしたくなるのが人間です。

だから、たいしてお腹空いてなくても食べてしまう。食欲と言うよりは、おいしさを味わう快感がほしいだけの「偽の食欲」で食べてしまうのです。

血糖値も食欲と関係している!

血糖値が不安定だと、食べてもすぐに食欲を感じやすい。

菓子や砂糖、甘い清涼飲料水など、急に血糖値があがって、急に下がるとすぐに食欲を感じてしまいます。

缶コーヒーや清涼飲料水をずっと飲んでいると、この血糖値が不安定になり、食欲を日常的にコントロールできなくなるのです。

急に下がるといっても、決して低血糖になるわけではないが、「落差」があると、体が低血糖のように感じてしまい、お腹が空いてフラフラするとかんじてしまうのです。

落差に人間は弱いのです。

ストレスも食欲を増す原因

ストレスを感じると、それに立ち向かおうとして、エネルギーを必要以上に補充しようとします。

ストレス(人間関係など)→エネルギーが必要で空腹を感じる→ポテチやケーキ、アイスクリーム、エナジードリンク、ラーメン、ビールなど、口にすると特に満たされやすい食べものでストレスを誤魔化します。

急いで食べると何故悪い?

よく急いで食べると、満腹になりにくいと言われるのは、食べ物が胃に入りふくらんで、脳に満腹を伝えるには約15分かかるためです。

だから、早食いすると食べ過ぎてしまう、と言われます。

ダラダラ食べ続けいて食事に集中してないことでも、満腹感を感じにくくなります。

テレビを見ながら食事をするのは、満腹感を感じにくく太りやすい行為になります。

食事や食欲を見直すのに、食べたものを書き出すという行為がありますが、できるならやっていると思うので、やはり面倒な方法で続かないのではないでしょうか。

食欲抑制ホルモンのレプチン

食欲ホルモンを抑えるホルモンに「レプチン」というものがあります。脂肪細胞から出ます。

レプチンは脂肪が増えるにしたがい放出量が増えます。

太ると脂肪細胞も太るので、さらにレプチンが多く出ます。

しかし肥満の人の多くは、レプチンが効きにくくなる「レプチン抵抗性」が起こり、食欲を抑えられなくなってきます。

太っているほどレプチンが効きにくく、より太りやすくなります。

太っていることは不幸なのか?

太っている事が不幸なのでしょうか?

美味しいものを沢山食べた人生なのだから、幸せとも考えらえます。

ストレスで食べてしまったとしても、美味しいものを沢山食べた人生であったならよかったとも考えられます。

美味しいものを食べるにしても適量にして、長生きしながら、人生で長く食べるチャンスがあるという選択肢もあります。

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