
「5-ALA」はウイルスにどう作用するのか?|コロナ後遺症・感染予防・免疫強化と細胞レベルの治癒力
5-ALAが「ウイルスに効く」と聞いて、驚きますか?
美容やアンチエイジングの文脈で語られることの多い5-アミノレブリン酸(5-ALA)。
実はこの成分が、感染症や免疫の世界でも注目されていることをご存じでしょうか?
きっかけは、長崎大学 北潔教授が行っていたマラリア研究。
その中で偶然発見された、「ウイルスに対する5-ALAの作用」は、感染症治療の未来を変える可能性すら秘めていました。
「5-ALAを飲んだマウスに、免疫ができていた」|偶然の発見が医学を変える
北教授は、かつてマラリアに苦しむ地域の支援研究を行っていました。
その中で、ある変化に気づきます。
「5-ALAを摂取していたマウスは、マラリアに感染しても死ななかった」
「しかも、その後はマラリアにかからなくなっていた」
これはつまり、5-ALAがワクチンのような働きをしていたということ。
正式なワクチンではないにせよ、免疫を誘導する反応が起きていた可能性があるのです。
そして、新型コロナウイルスへ|試験管レベルでの効果
その後の研究では、試験管内の実験で5-ALAが新型コロナウイルスの増殖を抑制するというデータも報告されました。(※これは臨床効果を示すものではありませんが、基礎研究として非常に有望です)
特に注目されたのは、5-ALAによって生じる「ヘム代謝」の変化が、ウイルスの複製に必要な仕組みを阻害している点です。
つまり、細胞レベルでウイルスに居場所を与えないような環境を作ることができる可能性が示唆されました。
これは、感染予防・免疫バランス・後遺症対策など、広い領域への応用を期待させる結果です。
「では、どのくらい飲めばいいのか?」|日常に取り入れる5-ALAの目安
北教授によれば、健康維持を目的とした5-ALAの摂取量は「1日あたり50mg程度」が目安とされています。
サプリメントとして市販されているものの中にも、50mgを基準にした製品が多く存在します。
もちろん体調や目的に応じて調整は必要ですが、これはあくまでミトコンドリアの燃料を少し補うだけで、体の代謝がなめらかに動き始めるという感覚に近いかもしれません。
特に以下のような方には、日常の習慣として取り入れる価値があるでしょう:
- 慢性的な疲労や回復力の低下を感じる方
- 感染症やワクチン後の体調に不安がある方
- 自律神経や免疫のバランスが乱れがちな方
美容だけじゃない、「生命力の総和」としての5-ALA
美容医療を受ける方の多くが、
「見た目」だけでなく「内側からの若さ」や「自分らしく動ける体」を求めています。
実際、私たちが提案するニューロ・アンチエイジングにおいても、
- ミトコンドリア活性
- 免疫の過剰と低下のバランス
- ホルモンや自律神経とエネルギー代謝の関係
などが深くつながっています。
感染症対策 × 美容 × 疲労回復が、すべて同じ細胞の底力でつながっている。
その中心に5-ALAがあると考えると、これまでの美容観や健康観すら塗り替えられていくのではないでしょうか。
「予防」は、エネルギーと免疫の流れを整えること
5-ALAは、単なる栄養補助ではありません。
それは、細胞の中の代謝と免疫の流れを整える力。
- 感染しにくくなること
- 回復が早まること
- 慢性疲労がやわらぐこと
- 若々しさが戻ること
それらはすべて、「自分の細胞が整えば、自然と取り戻せるもの」なのかもしれません。
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