ゴールを維持し続け、無意識の判断と無意識の行動を変える:マインドの教科書その3
マインドの教科書その3:ゴールを維持し続け、無意識の判断と無意識の行動を変える
気づいていないことを無意識といい、過去の経験や情動で、無意識の判断や行動が決まります。
自転車に一度乗れると無意識で乗れように、出来上がって自分の無意識のおかげで、人生ずっと変わりばえしません。
無意識はどのように働くのか
〜情動記憶があなたを作る〜
無意識にできるようになったこと、無意識で考えられるようになったこと、何も考えずにオートマチックでできるようになったことは、良い悪い関係なく勝手にし続けることができます。
前倣え(まえならえ)と言われれば、前の人が合っているか間違っているか関係なく、体が前ならえの体勢になります。
レストランで注文するときも、いつも似通った選択肢から選びます。飲んだ後のラーメン、食事の後のスイーツ、とりあえずビール、なんでもいいんですけど、大して考えずにおこなっている行動、大して考えずにおこなっている判断があれば、それが無意識です。
クセや習慣といってもよいでしょう。
自分では気づかない事、あるいは気づいても直せないような事です。
できあがった無意識、積み重ねた無意識が、強烈に自分の行動や判断や感情を決めているとしたら、自分の人生が大きく変化せず、なんだか変わりばえしないんだよなぁと思うことは当然でしょう。
では、作り込まれた無意識をどうやって変えるのか?よくありがちな、自己啓発セミナーにある無意識への働きかけは、どうしたらよいのか?
毎日お参りしよう、トイレ掃除しよう、水周り掃除しよう、墓磨きしよう、インド行こうなど、いろいろあります。しかし、望んだ結果が出ない人も多いことでしょう。
必要なのが、ゴールです。
しかし実はゴールが決まっても、今までの無意識でおこなっている行動や判断では、どうしても達成できません。
無意識をかえなくても達成できるゴールなら、そもそもゴール設定しなくても勝手に達成できるので、ゴールではありません。
根拠もなく、無意識を変えると言っているような、自己啓発セミナー、講師には、すこし注意が必要かもしれません。
ゴールがまず先になります。
しかし、過去の経験や情動がネガティブであることが多いために、肝心なゴールを設定できません。設定しても、無意識が変わりません。
「どうせやったって!」という、セルフトークが出るからです。
ポジティブな情動を呼び起こす方法、セルフトークをコントロールする方法は、別の機会に記事にしようと思います。
いずれにしても、無意識を変えるのではなく、ゴールが先。
ゴールを維持すると、無意識が変わるという順序です。
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