自分の未来は、自分でコントロールする:マインドの教科書その2
マインドの教科書その2:自分の未来は、自分でコントロールする
育った環境か訓練で、マインド上手じゃないと未来はコントロールできません。
すごい人はなぜかマインド上手。あるいは、たまたま一つのことでうまくいってだけで、かわりに何か犠牲をしているか。
ヒントがRASという脳の機能です。
未来を創るためにマインドを広げる
〜スコトマとRAS〜
RAS
英:reticular activating system
脳幹網様体賦活系
そういう神経ネットワークがあります。wikiで検索すると、細かく説明があります。
五感から入ってくる情報を、脳みそが勝手にふるいにかける機能くらいに思っておくとよいでしょう。
見ているようで見ていない、聞いているようで聞いていない。
いくつか例を挙げます。
皆で撮った集合写真。まずは自分の映りを見たりしませんか。みんな同じ写真を視界に入れているのに、自分が気にしているもの以外は覚えちゃいない。
雑音だけの町中で、自分の名前を呼ばれたら、雑音から名前の音声だけを拾い上げるとか。
私もこういうことがありました。
女性と歩いていた時です。
小池「さっきのベビーカーを押している女性をみた?赤ちゃんは白くて可愛かったけど、かわいそう。日が短いこの時期に、あんなに布で覆われていたら、ほとんど紫外線を浴びていないかもしれない。よかれと思ってママはそうしているんだろうけど、あの赤ちゃん【くる病】にならないといいね。」
女性「そんな人いた?私はネオンをみて、ネオンの季節だなぁ、キレイだなぁと思っていたけど。」
同じ時間、同じ場所にいたのに、二人が見たり感じたりしていることは、全く別のことです。
よくセミナーで、「目を閉じて下さい。さぁ、この部屋で赤いものは何がありましたか?覚えていませんね。あるいは、いくつか気がついたかもしれませんね。では、目を開けて下さい。こんなにも多くの赤いものが実はあったのです。」というくだり。
たんなるRASの実験なので、そこからカルトや商品、サービスにはまらないようにして下さいね。
セミナーで、潜在意識がどうとか、先祖がどうとか、宇宙がどうとか、波動がどうとか、そんな話が出てきたら注意して下さい。
すべて否定しているわけではないけど、中途半端な理解や知識でさも分かったような話をしている可能性があります。
あるいは勘違いした世界観を押しつけている可能性もあります。そのセミナーをしている人自体が、RASで盲目になっているということです。
さて、RASが出来上がってしまっているので、自分の人生を変えようと思って、努力しても、もがいても、死ぬ思いをしても、思ったような結果が出ません。
だって、RAS君おかげで、いままでの自分が大事だと思うこと、優先していること、重要視していること、あるいはその延長くらいの情報や気づきしかないのですから、人生の結果が変わらなくて当然です。
自分の未来は自分でコントロールするために、まずはこのRAS君に存在を気づいて、そのRAS君の取扱説明書を理解しましょう。
この記事へのコメントはありません。