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人間はマインドの中で、常に秩序を求めている:マインドの教科書その10

マインドの教科書その10:人間はマインドの中で、常に秩序を求めている

いくら夢の妄想、空想しても叶わない人は、現状の方が秩序立っているからです。現実は甘くない、いつもの方がしっくりくる、など。ゴール達成をしてしまう人は、現状に無秩序を感じ、ゴール達成のため秩序を作り上げます。

秩序と無秩序
〜エネルギーと創造性の源〜

アメとムチは古いやり方

なぜなら、アメとムチがある時だけは動けますが、実際には一時的な効果しかないからです。

 

ゴールを達成するために必要なのは「無秩序」

秩序とは、諸要素が規則だっているとか、法則があるとか、そんな意味です。

こうあるべき、これが通常、これが普通、これが平常、そんな感覚になっている状態です。

その逆が、無秩序。なんかおかしくない?という感覚になっている状態です。

 

人生を変えるために必要なアイデアも「無秩序」から生まれる

なんで今の自分の人生はこうなんだ。

自分が望むゴールの人生と比べると、現状の人生は無秩序でしかないと感じることで、ゴールの方が当たり前、ゴールの方が普通、という状態に持っていこうとする力が働きます。

人は秩序があることを望ましく感じているのに、望ましいことは無秩序から生まれるとは、どこか矛盾したように聞こえますよね。

 

最も強い映像に向かうためにエネルギーと創造性が使われる

無秩序であると是正しようと創造性が生まれるのですが、創造性は「自分こうありたい!」にも「どうせ自分はこんなもんだ!」にも、どちらにも傾きます。

だから、努力してるようでも、頑張っているようでも、目標設定しているようでも、人生がほとんど変わらないことがあるのです。

頑張るぞー
そして明るい未来を作ってしまった!なのか。
しかし現状にしっかり引き戻してしまった!なのか。

どちらにでも転びます。

 

ゲシュタルトは同時に1つしか維持できない

老母の横顔に見える、若い女性の斜め後ろの顔にも見える、絵を見たことがあると思います。

片方しか見えない人、両方見える人がいます。

両方見える人でも、同時に見ることはなく、同時に見ているようで素早く切り替えて見ているだけです。

出っ張りや、影などの要素を組み合わせて、老婆というまとまり、構造体に見る。

また要素を組み替えて、若い女性というまとまり、構造体に見る。

その塊、まとまり、構造体、概念などをゲシュタルトと呼びます。

同様に、ゴールの世界の理想的な自分のゲシュタルトなのか、現状のまんまの自分のゲシュタルトなのか、どちらかが選択されてしまいます。

現状とゴールとのギャップが大きいほどエネルギーと創造性も大きくなる

だったら、ゴール大きいほど、どんどんよくなるじゃん!と考えるでしょう。

ゴムやバネを想像してください。両端の片方が現状、反対側がゴールだとします。

伸ばせば伸ばすほど、その片方の端が、反対側に強く手繰り寄せられます。

現状に戻るのか、ゴールに向かうのか、同じ力ですよね。

現状維持が強く働く理由が、なんとなく想像できたと思います。

ゴール側にビヨーンと行くようにするのが、マインドの使い方になります。

ゴール側のゲシュタルトの方が選択されるようにする必要があります。

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