○○のためには、何を食べたほうがいいですか?医師が教えるカラダにいい食品
○○のためには、何を食べたほうがいいですか?
治療家やセラピストからも、このような質問があります。
一問一答で答えても、意味がありません。
一つの食べ物、一つの栄養素で、理想の体や理想の健康が手に入ることはありません。
商品やサービスを売りたい人たちは、広告とマーケティングで、「これさえあれば」と多くの人が思ってしまうような印象操作をしています。
ヨーグルトを例にあげます
お腹にいい食べ物は何ですか?
ヨーグルト
お腹にいいという意味も曖昧ですし、味噌や納豆などの発酵食品でも代用できます。
両手の手のひら一杯の野菜を食べてみるのもいいかもしれません。
アレルギーにいい食べ物は何ですか?
ヨーグルト
ヨーグルトが売れてる割に、花粉症やアトピーは減っているという話を聞いたことがありますか?
美味しい食べ物は何ですか?
ヨーグルト
美味しいから食べる。これはいいと思います^^
セミナーで教えているのは答えや知識ではありません。
考え方を知らないと、広告とマーケティング、一般常識を盲信します。
答えがあると思っていて、もっといい答えは?、もっといい商品は?、もっといいサービスは?という思考になってしまいます。
そして、自分の頭で思考できないから、求めているものに行き着きません。
矛盾に気づいたり、思考法をみにつけることが近道なのですが、ちまたにあふれる「あるある」ネタを求めている健康・美容産業に関わっている人は、セミナーの内容に満足しません。
コンビニのムック本をたくさん買ったほうが、満足できるのかもしれません。
健康・美容産業に関わっている人のお客様も同様に、簡単な答えばかりを求めます。
「○○だけで解決」という発想は捨てて、考え方を身につけた方がいいとお伝えしました。
まだ理解しにくい人のために、もう一つお伝えします。
「不眠ためには、何を食べたほうがいいですか?」という質問について。
賢者の快眠というサプリが流行っていると聞いたことがあります。
アスパラガスから取ったETASという成分のサプリです。
「ETASはHSP(ヒートショックプロテイン)を増やして、細胞の修復、保護を・・・以下省略」
気軽に飲めて、症状が改善するなら試しに飲んでみることをお勧めします。
説明を聞いて、「不眠のためにはアスパラガス食べた方がいい」という発想をしてしまう人が多いでしょう。
不眠や寝つきをよくするために、砂糖いりの牛乳でも、ココアでも、卵を入れた甘酒でも、自由に気分でやってみて、自分に合っていると思ったら続けたらどうでしょうか。
賢者の快眠が最近流行っているというネタを披露すると喜ぶ方もいます。
実際の効果につながる本質的な情報よりは、ネタの披露をすることコミュニケーションになるのかもしれません。
セミナーでお話ししているような内容を、この記事で紹介させていただきました。
参加希望者は、一般社団法人日本健康医学コンシェルジュ協会のFacebookページよりお申し込みください。
https://www.facebook.com/pg/medconcierge.jp/events/
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