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AGAと遺伝!父親や母親の薄毛ハゲとの関連性を医師が説明

煙草をくわえるハゲ

「お父さんが薄毛だからあなたも薄毛になるよ」

そんな話を1度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか?

ずるっと髪の毛がないお父さんと生え際や髪質までそっくりな気がするんだけど・・・と心配なあなた。

でも親子でも全く違う髪質の人もいるので、一概にはそうとも言い切れないし、自分自身が薄毛になるとも思いたくないですよね。

でも実はお父さんがAGA(男性型脱毛症)でもあなたには遺伝しないんです。

今日はそんなAGAと遺伝のメカニズム、薄毛と遺伝の関係について書いていきたいと思います。

薄毛は本当に遺伝するのか?

小さい頃からお父さんの少なくなっていく髪の毛を見て、自分も心配になった人もいるはずです。

そして様々な研究から、残念ながら薄毛というのは遺伝的な要素が強いということが報告されてます。

でも実はね、あなたが男性だとします。

で、お父さんがAGA(男性型脱毛症)でもあなたの髪の毛が薄くなるかといえば関係ないんです。

ややこしいですねー

どういう事かというとあなたにAGAの可能性があるとすれば、それは

母さんからの遺伝」

だという事です。

そしてもう1つややこしいことを言うと、薄毛の原因が必ずしも遺伝だけではないという事です。

AGAクリニック院長に遺伝と薄毛について聞いてみた動画はコチラです。(遺伝の話は3:00ぐらいからです。)

父親がAGAでもあなたに遺伝はしない

これは多くの人が勘違いしているのですが、あなたが男性で、あなたのお父さんがAGAだとしてもあなたには遺伝しないんです。

あなたがAGAの可能性があるとしたらそれはあなたのお母さんから遺伝しているという事です。

これは医学的な話になりますが人間はみんな常染色体というものを持っています。

それとは別に男性ならXY」、女性ならXX」という別々の染色体をもっています。

これが男女それぞれの性別を作り上げる遺伝子となるんですね。

母型の祖父がAGAならあなたがAGAになる可能性がある

分かりやすく絵で書きます。

男性は「XY」という染色体を持っています。

はい。絵心は全くありません。

男性の染色体の絵

男性は「XY」

女性は「XX」という染色体を持っています。

女性の染色体の絵

女性は「XX」

男性の場合「X」染色体は母から、「Y」染色体は父から受け継ぎます。

染色体遺伝を書いた絵

父から「Y」母から「X」

女性の場合は「X」染色体を、両親からそれぞれ受け継ぎます。

女性の染色体遺伝の絵

父から「X」母からも「X」

で、AGA遺伝子の要因は「x」染色体なんです。「Y」からはAGA染色体を受け継がないという事。

どういうことかというと、いくらお父さんの毛が無くても、お父さんからは「Y」染色体しか受け継がないので、お父さんの髪の薄さ具合と、あなたの将来のAGA発症については関係がないということなんです。

なぜならあなたは、お父さんからAGA染色体を含まない「Y」染色体しか遺伝していないんですから。

だからあなたがAGAの遺伝を受けているとすればお母さんの「X」染色体からなんですね。

AGA染色体遺伝の絵

ちょっと難しい話ですねー

あなたが遺伝でAGAを発症するかどうかはお母さんで決まる

ということは、あなたがAGA染色体を受け継いでいるかどうかはお母さん次第という事。

で、お母さんは女性なのでAGAを発症しないからわからないですね。

そうすると1番分かりやすいところで見るとお母さんのお父さんがAGAかどうかってとこ。

あなたのお母さんのお父さんがAGAならあなたのお母さんはAGAの染色体を50%は受け継いでるってことになります

AGA染色体遺伝の絵

お母さんのお父さんを見る。

だからあなたが遺伝でAGAになるかどうかは、お母さんのお父さん(母方のじーちゃん)をみると1番分かりやすいという事です。

髪の毛が薄くなる原因(AGA)は遺伝?

薄毛が気になる

透けてない?

薄毛の主な原因となるのが、 ジヒドロテストステロン( DHT) というものです。

DHT とは男性ホルモンの一種そのテストステロンと毛穴にある5αリダクターゼという還元酵素が結合してできるものなのです。

毛根の細胞には男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)というものがあり、そこに DHT をキャッチすると今度は細胞の増殖を抑える TGF-β と言われるタンパク質を 作ります。

このアンドロゲンレセプターが先ほどから書いている「X」染色体なんですね。

そしてこの TGFが厄介で薄毛業界では別名「脱毛因子」と呼ばれてるものです。

TGF-βは、毛母細胞の働きを抑制し成長を妨げてしまうのです。

そうなると成長期が短縮されて、髪の毛がしっかり健康に育つ前に抜けてしまう原因になります。

この5αリダクターゼの分泌量と、テストステロンとの結びつきやすさや男性ホルモン受容体の感受性というのは遺伝によって決まってくるのです。

つまり「X」染色体の「アンドロゲンレセプター」とDHTのくっつきやすさが薄毛になりやすいかどうかという事をきめるんですねー。

AGAは遺伝子検査で分かる!

AGAは遺伝子検査をすれば分かります。

AGAクリニックや、皮膚科でAGA診療ができる病院なら遺伝子検査ができます。

薄毛の兆候が出てきている方や、将来の髪の毛に不安があって予防したいあなたは、まず遺伝子検査をして、自分自身の薄毛や、その可能性と原因を知ることから始めるのが良いのではないでしょうか。

AGA発症確実!?遺伝子結果は100%?

たぬきの親子

遺伝子検査をして、AGA が発症するリスクが高いことが分かっても、必ずしも薄毛になるとは限りません。

AGA 遺伝子が強いという判定が出ても、髪の毛がふさふさある方もおられますので、あくまでもリスクを測るものとして考えておいてください。

ただしAGA遺伝子が強いという判定がでたあなたは、日頃から頭皮ケアには気をつけておくことが大切です。

お酒の飲みすぎや喫煙、過度なストレス などは AGA 発症の引き金になるので気をつけましょう。

その他の三つの遺伝性とAGA(ハゲ)の関係

・頭の形の遺伝
・ 依存の遺伝
・肥満体質の遺伝

これら三つも重要になってきます。

頭の形が悪いと薄毛になりやすい

まずは頭の形

頭蓋骨に出っ張ったところがあると頭皮に負担がかかり、血行が悪くなったりすることがあるので、薄毛になりやすいという研究が発表されてます。

頭頂部が尖っていたりするとつむじの方から薄くなったり、おでこが出ていれば生え際がこ後退しやすくなるということです。

これらは頭皮マッサージや蒸しタオルなどで血行を良くすると良いでしょう。

依存の遺伝?やっぱりAGAは防げないのか?

次は依存の遺伝。

一言で依存と聞くと思い浮かぶのがアルコール依存やギャンブル依存症などでしょうか?

これらが依存しやすい傾向だと、様々なものにのめり込みやすくなやすくなるので 危険度がアップするということです。

お酒の飲みすぎやタバコの吸いすぎは、髪の毛に対し非常に良くないことです。

髪の毛に必要な栄養素を消費してしまい血行が悪くなる原因にもなります 。

肥満体質は遺伝ではげる?AGAを防げ!!

最後に肥満体質。

太っていたら薄毛になるというわけではありませんが、研究で BMIの値が24以上になると薄毛のリスクも上がるという結果が出ているそうです。

まだまだ解明されていない部分が多いのですが、糖質や脂肪が多い食生活や血流などが関係しているのではないでしょうか。

脂肪を摂取しすぎると皮脂の分泌も増えてしまうので、偏った食生活は危険なのです。

発毛も細胞分裂によるものなので、代謝も良くないといけません。

髪の毛の栄養は血液によって運ばれるため、血流が悪いと髪の成長の妨げの原因になります。

無理なダイエットは逆効果になるんですが、適度な運動をし、太りすぎないように心がけるようにすることが大切になってきます 。

まとめ

ハゲるのは遺伝だからといって諦める必要はありません。

逃れられない宿命だと思って諦めるのはまだ早いです。

AGA を防ぐ方法も着実に進化しています。

早めに治療を始めればAGAの影響を抑えることができます。

前文でお伝えしたように生活習慣を見直すことも薄毛対策なのです。

薄毛家系だからといって必ずしも AGA になりやすいかと言うとそうでもありませんし、もしも受け継いでいたとしても治療によって進行を遅らせることや、発毛を促進したりすることも可能になってきてるんです。

だから遺伝だからといって諦めてはだめなのです。

生活習慣を見直し AGA 治療を行うことで健康な髪の毛を守りましょう。

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なぜここまでやるかというと、AGAに苦しんでいる方はクリニックに来て大きく変化している現実を見ているから。
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Drこいけ

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