健康診断や人間ドックの被曝リスクを考えたことありますか?

健康診断や人間ドックのメリット、デメリットを考えたことがありますか?

メリットしかないと思っている人が大勢います。

そういった思い込みの人のために、健診サービスや人間ドックを提供しているところがあります。例えば放射線の被爆などのリスクを簡単に説明します。

なぜ健康診断を喜んで受けたいのですか?

「健康診断を受けていますか?」と尋ねると、「はい!受けています。人間ドックもちゃんと受けています。」という方がいます。

大体が満面の笑みで、ペット CT も受けています。バリウム検査も受けています。胃カメラもやっています。なんでもやっています。とおっしゃいます。

健康診断を受ける理由はなんですか?

健康診断や人間ドックを受けることで健康になれると勘違いしていませんか?

少し突っ込んでみるので考えてみてください

「そうなんですね。福島の原発の事故は心配だったのに、放射線がたくさん出る検査は安心なんですね。病気が心配で受けているのだと思いますが、ガンや病気を見つけるためだったら多少の放射線もやむを得ないということです?」

レントゲンなどの検査で放射能を浴びているという認識がない人が多くいるのです。説明をされていないから、知らなかったという方もいます。

放射線検査を推進するところは、「大抵がその程度の被曝量だと本当に癌のリスクを高めるかどうかは明らかではない。」みたいに言っています。「そもそも2人に1人、3人に1人が癌になります。放射線の影響がどれだけあるのでしょうか。それ以外のがんのリスクの方がよほど問題だ。」ということも言っています。

あなたはどのように考えますか?

医療従事者は放射線浴びたくないです。

我々医療従事者は、放射線の出る部屋に入るときは、袖がないコートのような形の、2~3kgある鉛のプロテクターを着ます。

治療や検査の間、臓器や血管を液晶モニターに映し出すため、放射線が絶えず放出されているのです。

鉛のプロテクターを着ていても、なるべく近づきたくありません。

放射線を使う検査はいろいろある

例えばバリウム検査は、胸のレントゲン数十枚、数百枚分相当の放射線量ということはご存じでしょうか。

また、臓器や血管を立体的に映し出す高性能な CT もあります。それだけ細かく見られるということは、それだけ多く放射線を当てているという可能性を、考えたことはありますか?

検査は受けたほうがいいのか、どうなのか?

検査を受けない方がいいと言っているのではありません。

検査を嬉々として受けている方を見ると、リスクのことを考えているのか疑問です。何らかの検査で明らかに異常があると思われる場合に、放射線検査でその状態や広がりを見ることは必要だと思います。

しかし何の異常もないのに、リスクを全く考えず、高いお金を払って検査を受けている人は健康診断や人間ドックでのリスクを全く知らないのでしょうか?

レントゲンなどの仕組みを知らないだけなのでしょうか?

検査だから、カラダにダメージがあるなんて想像もしないのでしょうか?

検査は安心することが目的

さらに健康診断や人間ドックでは不思議なことがあります。

例えば胃にポリープがあるとします。検査結果の表だけを渡されるだけで、特段何も指摘されないことがあるようです。

経過をみましょう。食事に気をつけましょう。運動しましょう。などが記入してある場合も多いようです。

健康診断や人間ドックは受けるのが目的です。

受けて安心するのが目的です。

検査を受ける人の自由です

検査のリスクや、検査の意味があるなしや、検査結果の精密な評価や、その後に適切な指示があるかないかは、受けている人には全く関係がない話なのでしょう。

私も患者様とお話しさせていただく時に、どの程度の知性があるのか、 精神異常がないのか確かめるために、このような話をすることがあります。ほとんどの方は、今までと違う視点の話を聞くと、理解されます。理解の悪い方でも、諦めずに時間をかけて分かりやすく説明するようにしています。

理解できない方は、「最近のバリウムは味がついて飲みやすくなった!」「ゲップが抑えるのはつらいけど我慢!」と言いながら、笑顔で検査を受け続けることが良いのかもしれません。

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