【がんの早期発見】確実な検査が必要
がん対策 悪性新生物(がん)について
日本では、男性は2人に1人、女性は3人に1人が、がんにかかるといわれている。
病気や健康に関心は高くても、情報はすくなく、また具体的に何をしていいか分からず、検診を自発的に受ける人が少ない。
検診でがんを早期発見することは、がんによる死亡率を減少させるだけでなく、治療後のQOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)を高めるためにも大変重要。
日本人の死因1位はがん
厚生労働省 平成29年人口動態統計
悪性新生物(がん)は、日本人の死因の第1位であり、 死因別割合でも全体の4分の1以上。
日本人の2人に1人はがんになる
国立がん研究センター がん情報サービス 最新がん統計
一生の間にがんを患う確率は、男性で62%、女性で47%と2人に1人は「がん」になると言われている。
【早期発見・早期治療】が大切
全国がんセンター協議会 生存率調査
がんは不治の病ではない。適切な検査によって早期発見ができれば、生存率を大幅に高めることが可能とされている。がんは「早期発見・早期治療」がとても大切である。
がんを早期発見するためには、がんを高い感度で検出できるような確実な検査が必要
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唾液1滴でがんのリスクを判断!サリバチェッカーとは?
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【消化器がん】は要注意
男性は【胃がん】が多いぞ
男性では
胃がんが1位
大腸がんが3位
女性は乳がんの次に【大腸がん】が多いぞ
女性では
大腸がんが2位
胃がんが3位
男女ともに消化器がんは上位を占めている。
【自覚症状】すくない【進行】きづかない
初期段階では自覚症状に乏しく、症状がある場合も他の消化器疾患と似た症状も多いために、進行するまで気づかないことが多いとされている。
JR総合東京病院 がん診療について
大阪医療センター 外科
国立がん研究センター がん情報サービス 大腸がん
国立がん研究センター がん情報サービス 胃がん
【膵臓がん】5年間生きられるのは8%以下
臓器別の5年相対生存率について、すい臓がんでは男女とも全ステージ8%程度と非常に低いことが知られている。
この生存率の低さからも、 早期発見、早期治療が非常に重要である。
胆のうや胆管に関わるがんも、次いで5年生存率が低い。
胃がん、大腸がんについては治療技術が進んでいても、早期発見が重要である。
5年相対生存率(ごねんそうたいせいぞんりつ)
あるがんと診断された場合に、治療でどのくらい生命を救えるかを示す指標。
あるがんと診断された人のうち5年後に生存している人の割合が、日本人全体で5年後に生存している人の割合に比べてどのくらい低いかで表す。
- 100%に近いほど治療で生命を救えるがん
- 0%に近いほど治療で生命を救い難いがん
であることを意味する。
[国立がん研究センター がん登録・統計]
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/brochure/backnumber/2017_jp.html
https://ganjoho.jp/data/reg_stat/statistics/brochure/2017/cancer_statistics_2017_fig_J.pdf
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【膵臓がん】は早期発見が難しくて猛スピードで増えて手術できない理由、あなたは生存3%に入れるか?
皆さんが大切にしている、がんは早期発見が大事説。 そう思うなら、膵臓がんのスピード、見つかりにくさ、手術不可能っぷりに基準を合わせて行動してみたらどうでしょうか。 ダブリングタイム!がんは倍になり続け ...
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胆のうがん
一般社団法人 日本肝胆膵外科学会
http://www.jshbps.jp/modules/public/index.php?content_id=10
胆のうがんも、消化器がんの中で治療が難しいがんの一つです。
- 自覚症状や初期症状が乏しい
- 周囲の臓器を巻き込んでがんになる
(肝臓、胆管、十二指腸、膵臓、大腸など重要臓器が周りになる)
新しい方法で消化器のがんを【遺伝子レベル】で判定
がん細胞とmRNA(メッセンジャーアールエヌエー)
がん細胞は日々体内で発生
医療・保健施策 東京都がんポータルサイト
体内では、日々がん細胞が発生してるが、免疫細胞の働きにより排除されている。
がん細胞は1日5000個できている。
免疫細胞が活動するとmRNAという物質が作られる
遺伝子発現の流れ
免疫細胞が活動する際には、mRNAという物質により適切なタンパク質が作られる。
がん細胞に特徴的なmRNA
2001 Mar 30;282(2):647-54
mRNAは数万種類あることが知られており、がん細胞があるときには数千種類が特定のパターンで発現することが明らかになっている。
マイクロアレイ血液検査とは
血液でわかる【がんの腫瘍マーカー】
腫瘍マーカーは、血液を使ったがんの検査の1つで、がん細胞がつくり出すタンパク質であり、がんがあるかどうかを診断する。
しかし腫瘍マーカーだけでがんを診断することは難しいとされ、現状ではがん診断の「補助的な検査」、「治療後の経過観察の検査」として利用されている。
血液でわかる【マイクロアレイ血液検査】New!
マイクロアレイ血液検査、「消化器のがんを遺伝子レベルで判定できる」新しい検査である。
マイクロアレイとは、がんなどの異物に対する体の反応を、「遺伝子レベルで測定できる最新の技術」である。
血液ががん細胞に反応する状況を、「世界で初めて遺伝子レベル」でとらえることができるようになった。
この技術を利用して、がんを早期発見する検査が、マイクロアレイ血液検査という。
この検査で遺伝病等に関わる遺伝子情報が知られることはありません。
マイクロアレイ血液検査でわかる【がん】
マイクロアレイ血液検査は、がんなどの異物に対する体の反応を評価してがんのリスクを調べる。
わかる消化器がんは4種類。
- 胃がん
- 大腸がん
- すい臓がん
- 胆道がん
4種のがんの有無について、「感度」と「特異度」が90%を超えており、高い精度で判別を行うことが可能である。
【感度】
がんを有する人ががんと診断される確率
【特異度】
がんを持たない人が、がんを持たないと診断される確率
金沢大学大学院医学系研究科の開発した検査
マイクロアレイ血液検査は(株)金沢大学大学院医学系研究科の研究成果を基に開発された検査である。
検査の測定・解析はキュービクスが実施している。
マイクロアレイ血液検査の注意
- 自由診療である
- 遺伝病などに関わる遺伝子情報が知られることはない
マイクロアレイ血液検査の報告書について
3段階の解析を行い、各がんのリスクを判定する。
- がん・炎症により変動する2,665種のRNA発現量
- 消化器がんにより変動する21種のRNA発現量
- 各臓器のがん症例のRNAの発現パターン
検査の案内資料はこちら報告書サンプル
検査を受けられるクリニックと料金
この検査はクリニックで血液を採取する必要があります。
検査をご希望の方
- がんのマイクロアレイ血液検査を行っているお近くのクリニック
- 医師本人が健康体で信頼のおけるクリニック
- がん予防に注力しているクリニック
該当の医療機関に相談し、主治医の先生から検査内容の説明を受けて、検査を申し込みましょう。
繰り返しますが、この検査は保険診療の対象になっていませんので、自由診療になります。