【花粉症】を治すボトックス治療について
ボトックスについて勘違いや都市伝説を信じている人が多いので、先日ブログで説明をしました。
【ボトックス】という治療の勘違いや都市伝説についてはこちら
花粉症の時期に問合せが多いので、花粉症ボトックスについて説明します。
ボトックスには、痙縮や眼瞼けいれん、顔のシワ取りや、ワキ汗治療に使われるとお伝えしました。
ワキ汗治療の仕組みを応用をするのが、花粉症ボトックス治療です。
汗を抑える仕組みと、鼻水を抑える仕組みが共通しています。
やり方は、ボトックスのクスリを鼻腔内に垂らしていきます。
うまく鼻腔粘膜に広がるようにするのに、コツです。
鼻水がジュルジュルだと、鼻水自体が邪魔になり、粘膜に浸透しにくいので、複数回の治療をした方が効果的です。
とりあえず、垂らせばいいと思っている医師もいるので、効率の悪い治療をうける患者さんもいます。
うまい頭の位置や呼吸、鼻すすり方で効果をだすので、患者さんの協力が必要な治療です。
ちなみに海外では、鼻粘膜に直接針を刺してクスリを注入する治療がありますが、日本ではあまりおこなっていないようです。
「花粉症に○○が効く」という情報がいろいろあって右往左往してしまいますよね。
なかなか良くならず鼻汁が止まらない人をみると、変な情報を広めないでほしいなぁと思います。
ボトックス以外に治療もあるし、耳鼻科での保険診療もあります。
おもに自費診療ではありますが、とりあえず今とても苦しいのを一日で解決する治療もあります。
いろいろな選択肢があるのですが、「○○治療(具体的な治療名)して下さい」、「○○(具体的な薬名)をください」と自分から注文をする患者さんがいます。
そうなると医者は説明ができず、とりあえず言われたとおりの治療をするだけになってしまいます。
ドクター小池クリニックでは、言われたことだけをすればいいという診療はなるべく避けたいと思います。
ブログでいろいろと意見や情報を発信しているので、必要を感じたら相談して下さい^^
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