ステイホームシンドロームの危険性!7つのリスクと3つの打開策
誤ったステイホームをすると、死の危険があります。
16分の動画で、ステイホームシンドロームと、ベターステイホームについての話をしました。
知らなかったでは済まされないことがありますので、正しい知識を持って健康的にステイホームしてください。
リモートワーク、テレワークで自宅でお仕事をしている人も、家にいることで高まるリスクもあります。
安全に健康的に自宅でお仕事をしてください。
新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!
日本赤十字社は、コロナが怖いの体や呼吸器への感染症ではなく、人間の頭や心、気持ちに感染すると言っています。
新型コロナウイルス(武漢コロナウイルス)には3種類の感染症があります。
https://youtu.be/rbNuikVDrN4
新型コロナウイルスからの3つの感染症
第一の感染症 病気
新型コロナウイルス感染症が出る前から、毎年肺炎で約10万人が死んでいます。
自殺者は、毎年2万人以上います。交通事故では、3000人以上が死んでいます。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html#100
例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定約1000万人いると言われています。国内の2000年以降の死因別死亡者数では、年間でインフルエンザによる死亡数は214(2001年)~1818(2005年)人です。また、直接的及び間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡を推計する超過死亡概念というものがあり、この推計によりインフルエンザによる年間死亡者数は、世界で約25~50万人、日本で約1万人と推計されています。
新型コロナウイルスウイルスが、どれだけ恐ろしいのか、あるいはあまり恐ろしくないのか、自分の頭で判断しましょう。
第二の感染症 不安
分からないこと、自分が影響できないことに、人は不安を感じます。
不安は周りに伝わり、そして全体が不安になり、自分自身もさらに不安になります。
不安が強くなると、不安をかき立てる情報を聞きたい気持ちになります。
テレビをみて、気持ちが落ち込むのに、テレビの番組を見続けてしまいます。
第三の感染症 差別
不安と恐怖でいっぱいになったら、新型コロナウイルスの第三の感染症になる可能性が高いでしょう。
嫌悪や偏見、差別という行動を取りたくなるでしょう。
他人への攻撃、家庭内での暴力、そして犯罪性をともなうようなら、もう立派な感染者です。
ステイホームシンドローム|Stay HOME Syndrome
Drこいけ
コロナウイルスが病気の問題だけでなく、人間性にも影響することが分かりました。
家にいることも、疲れやストレスを感じ心や体がつらいなぁ、くらいに思っているかもしれません。
それだけではないんです。実は想像している以上にいろいろな問題が起きます。
これからお伝えする症状や病気を、【ステイホームシンドローム】と呼びます。
疲れやストレス、うつなどの自覚症状から始まります。ストレスや動かないこと、水分不足などがきっかけで、血管を詰まらせる病気のリスクが高まります。
年をとっている人の話だと思っているかもしれませんが、違います。若い人でも、起きることなんです。
少しでもリスクを減らすために、脱水症のサインを見逃さないこと、心や体のサインを見逃さないことが大切です。
いま大きな病気にならなかったとしても、太ってしまい、自粛明けになっても肥満の悪影響が続きます。
ステイホームしながらでもできること、子供と一緒にできることを見つけることをおすすめします。
ステイホームの期間と、梅雨やエアコンの時期が重なるかもしれません。この重なりが、さらに新しい問題になります。
ドクター小池が言いたいことはこうです!
不安や恐怖を煽っているのではありません。
あまりにも情報が不足していて、皆さんが気づいていないことが多いということです。
気づかないで、うっかり危険が大きくなってはいけません。
ちょっと知っていて、ちょっと気をつければ、防げることが多く皆さんの生活がよりよくなります。そのことをお伝えしたいです。
ステイホームを続けることで、知らず知らずのうちに、心や体の不調を伴います。
最悪の場合、命にも関わることなので、知っておいていただきたいです。
コロナ疲れ|コロナストレス|コロナうつ
ストレスが大きくなり、精神的負担、肉体的負担がつよくなって、精神的ストレスが高まります。
不安や恐怖に襲われ、感情を抑えられず、家庭内での暴力にもつながるかもしれません。
体では、肩こりや頭痛ばかりか、立ちくらみ 悪夢など想定していない症状が出る人もいます。
歯科医の先生からは、噛みしめや歯ぎしりが強まり、歯を割ったり、歯周病、歯肉炎を悪化させて、救急対応になる事例が増えていると、報告がありました。
夫婦が衝突したり、子供への暴言など、DVが増加しているというニュースを目にすることもあります。
この先どうなるか分からない中、不安を感じている家族がずっと一緒にいなければいけません。
バカンスの楽しい旅行で一緒にいるならいいけれど、思うようにいかないストレスを抱えながら、今までは想定しないことがおきてきます。
命に関わる病気|脳梗塞|心筋梗塞|肺塞栓症
テレビの情報だけでは不十分です。ストレスで、心や体の不調がおきる。その程度に感じているかもしれません。
しかし、動かないことにまつわる命に関わる病気があります。
脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓症などです。
ステイホームがリスクを高めたかどうかの判断は、今後の専門家の研究に任せますが、可能性を考えないといけません。
60代、70代に多い心筋梗塞|若年性脳梗塞
https://www.bioweather.net/health/mi/description
「狭心症、急性心筋梗塞ともに30歳代から年齢とともに増加し」とあります。
https://minds.jcqhc.or.jp/n/pub/1/pub0005/G0000068/0007
「ときには10〜20歳代の人にもみられます」とあります。
高齢者ばかりか、テレワークにより若年層もリスクが高まるおそれがあります。
高齢者であれば、病気のリスクを考えますが、若年層の病気のリスクは見落とされがちです。
ふだん外に出ていた若年層のステイホームが、リスクを高めてしまうのではないか、ということです。
「この症状があれば注意!」と言いたいのですが、症状があれば言わずともつらいはずです。
無症候性の心筋虚血などもあるので、症状がないからと言って油断してはいけません。
脱水症を見逃さないで
頭痛や吐き気などあれば、当然気づくわけですが、軽度の脱水症だと気づきにくいです。
唇の乾燥、口の中の乾燥がある場合は、脱水症の傾向を疑ってもいいでしょう。
ステイホームでは、外部の刺激がなく、平坦に時間が過ぎていきます。
動かず、のどの渇き気づきにくく、トレイの数も減ります。
ステイホームシンドローム|よくある体のサイン
- 休んでも疲れがとれない、疲労がたまる
- 眠れない、寝ても途中で目が覚める、寝ても疲れがとれない
- 食欲がなくなったり、 腹痛、下痢や便秘がある
- 頭痛や肩こり、腰痛、体の痛みを感じる
- めまいや耳鳴り、立ちくらみがある
- 甘いものが食べたくなり、食べても満足できない
- 体重がどんどん増えている
ステイホームシンドローム|よくある心のサイン
- 不安や心配、恐怖がどんどん大きくなる
- イライラして落ち着かない、感情が抑えられない
- 落ち込んでしまい、明るくなれない
- 緊張とストレスで常に気が張っている
- 1人でいるのが怖いが、人との接触も怖い
- 仕事や家事、趣味も集中できない
- 意欲がわかず、鬱々とした気分になる
コロナ太り|正月太りとは違う!
多少の体重増加は、あまり問題視していません。
正月に太って、仕事が始まり元に戻すようなイメージです。
問題は、長いあいだストレスが続き、太り続けることが問題です。正月のように、一時期というわけにはいきません。
比較的、一般的なことを言っている記事を引用します。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/202005/CK2020051402000164.html
正直、こんなので解消できません。
コロナじゃない平常時だってなかなか痩せないような情報を、コロナ騒動時のコロナ太りに通用するわけがありません。
今は、体にあまりよろしくない状況なんだと自覚し、あまり理想を追わないことです。
せめてこんなことから始めましょう。
1時間に1回アラームで動きましょう!
家庭でできることとして 1時間に1回動いて、好きなストレッチをすることです。
これさえできないなら、ほかのあらゆる方法も続きません。
今すぐやることは、スマホ、キッチンタイマーでアラームをかけことです。
ほとんど動いていない人、水分を取らずあまりトイレにもいっていない人は要注意です。
軽く動くだけでも、大きく違うはずです。
子供を巻き込みましょう!
小さい子供は、大人ほどの体のリスクはないかもしれません。
しかし、親がストレスを感じたら、ストレスに弱い子供は親のストレスを受けて、もっとストレスです。
1時間に1回のアラームを、家庭内のイベントにして欲しいです。
子供はメンタル問題がおおきいので、お父さん、お母さんのストレスが子供に影響しがち。
「1時間たったよ」と親子で声かけをしてリフレッシュをし、鬱々とした気分を解消しましょう。
テクノストレス眼症|VDT症候群
一日中パソコンやスマホを見ていませんか?
パソコンやスマートフォン、テレビなどのディスプレイなどを見過ぎることでおきます。
- 目がしょぼしょぼする
- 理由がとくになく体がだるい
- 意味もなくイライラする
といった症状がおきます。
子供のスマホゲームのやりすぎ、動画は見過ぎは、目の負担になるので気をつけましょう。
熱中症は梅雨の時期から注意
意外と早い時期から、熱中症の危険性が高まります。梅雨で、気温や湿度が上がります。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g5/cat510/h29/290601/
脱水や運動不足、水分不足で、血液の循環が滞り、血栓ができやすくなります。
症状がない脱水「かくれ脱水」というのもあります。
かくれ脱水といって、脱水症になりかけているのに自覚しないまま何もしない状態です。まめな水分補給と塩分補給を心がけましょう。
エアコンをつけたらつけたでクーラー病
夏は暑いので、体の熱を逃がすために、毛細血管がひろがります。
汗をかいて体温を下げようとします。
冷房の効きすぎるところにいると、熱を逃がすモードになっている体では熱が逃げすぎて「冷え」ます。
外出先と部屋の中の激しい温度差によって自律神経のバランスがくずれます。
自律神経がみだれて、体や足腰の冷え、だるさ、肩こり、頭痛、食欲低下、神経痛、疲労感、便秘、下痢、不眠、腰痛、手足のむくみ、などの症状が現れることがあります。
これは「クーラー病、冷房病」と呼ばれています
正しくステイホーム|ベターステイホームを
問題や症状があることに気づいている一部の専門家もいますが、ステイホームシンドロームは十分な啓蒙ができていません。
とくに、健康保険組合、企業の経営者、産業医、労働組合など、働く人たちの健康を考えないといけない組織や団体に、知ってもらいたいのがドクター小池の想いです。
ステイホームの程度や期間は、国の方針なので、私が言う立場にはありません。
しかし、ステイホームする必要があるなら、ステイホームでおきる問題を解消すべきです。
正しくステイホーム、ベターステイホームして下さい!
この記事へのコメントはありません。