人を動かす|相手の心をつかむ|尊敬される上司
D・カーネギー著の世界的ベストセラー「人を動かす」
読んだことありますか?
人を動かす|相手の心をつかむ
「人を動かす」なんて聞くと、脅しや洗脳、カリスマなどを利用するかのように聞こえませんか?
この名著『人を動かす』では、仲間をもって影響力を持つ方法!が、実際のタイトルのようです。
実際に見ていきましょう
人のことを批判すべからず
リンカーン大統領は、大統領になる前の弁護士時代に風刺するような内容でライバルを批判していました。
それがあまりにも相手の神経を逆なでしたため、決闘を申し込まれ、命の危険にさらされました。
以降、批判をすることは止めたそうです。
正論であっても、人は間違いを指摘や批判され、素直に申し訳ありません。なんて思わないということです。
相手に重要感を伝える
多くの人が、承認欲求を満たしたいと思っています。
目立っている人を、意味もなく叩き、自己顕示欲を満たそうとする人がいるくらいなので、分かると思います。
偉いと思われたい、重要な人物だと思われたい願望といえます。
この人間の性質を見抜き、多くの協力者を集めたのがアンドリューカーネギーです。
墓標に刻んだ一行は有名です。『己より賢明なる人物を身辺に集むる法を心得し者ここに眠る』
相手の立場に身を置く
元イギリス首相のロイドは、「釣り針には魚の好物をつけろ」と言いました。
当たり前のことですが、人は自分がイチゴクリームが好きだからと、イチゴクリームで魚を釣ろうとすることがあると指摘しています。
自分の好きなものや自分が嬉しいことは相手も同じだと考えてしまうのが人間です。
相手のことを考えてどのようなことが好きなのか?嬉しいのか?を考えることを忘れてしまうことがよくあります。
立場や置かれている環境によって欲しいものが違うのです。
人間関係をよくするために
挙げられている方法は、対人関係にいいよ!と聞いたことがあるものばかりです。
- 誠実な感心をよせる
- 笑顔を忘れない
- 名前を覚える
- 聞き手にまわる
- 関心のありかを見抜く
- 心からほめる
相手に興味をもち、批判をせずにほめ、相手の利益を考える
これだけを意識してみるといいかもしれませんね。
自分がどうなりたいか?
人をどうこう言う前に、まずは自分ではないでしょうか。
自分がどうなりたいのか?どうあれば自分は幸せなのか?
その答えを明確にしないと、自分にとって必要なことも分かりません。
自分を分かっていないのに、とりあえず身近な人に影響したいと思っても、テクニカルなだけでただのご機嫌取りになってしまいます。
この記事の前半で伝えたことは、だれが聞いても当たり前の内容です。
人と良好な関係を築きたいと言いながら、行動はできていない人が多いです。
まずは、自分がどうありたいのか、自分は何に満たされるのか、を考えましょう。
幸せになることは自分一人でできることですか?きっと協力してくれる人が必要なはずです。
では、その協力してくれる人は、何を成し遂げたいと思っていますか?あなたは、その相手に何ができますか?
「人を動かす」とかテクニックに走らず、まずは自分のゴールです。
自己啓発本って本当に役に立つのか?
7つの習慣や人を動かすなどのロングセラー自己啓発本ですが、本当に役立つと思いますか?
本当に役立つなら、管理職になった人に教科書として配布されるはずです。
しかし、書いてある内容が全く役に立たないと思うわけでもありません。
この記事で前半は、一般論的に本の解説をしました。私も今までこの手の自己啓発本を読んで、書いている内容は間違ってはいないと思うけど、なかなか実践したり応用したりして、物事をうまく運ぶようにはできないなぁと感じていました。
コーチングについて研究すると、その理由がわかってきました。
自己啓発本の大半は、こうしたらうまくいったと言う成功例の羅列です。
例えば成功者は早起きをすると言う成功法則があったとしましょう。夜型の仕事の人は、職業を選択した時点で成功はもうありえないのでしょうか?決してそんな事はないと思います。
コーチングは成功法則を羅列するのではなく、成功法則がどうして成り立つのかと言う仕組みから理解していきます。だからコーチングを受けた人は、考え方が変わり人生がより良い方向に向かっていくのです。
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