NMN効果でサーチュイン遺伝子が活性化するとどうなるのか?
NMNはサーチュイン(長寿)遺伝子を活性化させることで、老化をストップさせて、体中の機能を若返らせると注目を浴びています。
サーチュイン遺伝子とサーチュイン遺伝子の種類をまとめました。
NMNでカラダも頭脳も若いまま年齢を重ねることができると話題になっているのです。
サーチュイン遺伝子とは?
- サーチュイン遺伝子は、長寿遺伝子、抗老化遺伝子とも呼ばれている
- サーチュイン遺伝子は老化や寿命にとても深く関わっている
- サーチュイン遺伝子の活性化による生物の寿命が延びるといわれている
- この遺伝子の活性化が肌細胞・体力・疲労などの身体機能を改善し、若返りを促す
サーチュイン(長寿)遺伝子活性化とは?
いつまでも若く健康でいたいと思うのは、万人の願いです。
しかし、年齢に応じて肌も体力も衰え、年齢相応となっていきます。
では何が老化の原因となっているのでしょうか。
人間の老化や寿命に深く関わっている遺伝子の存在があります。
それが「サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)」なのです。
この遺伝子の活性化が肌細胞・体力・疲労などの身体機能を改善し、若返りをもたらします。
NMN点滴は、このサーチュイン遺伝子を活性化するためのもので、いつまでも若さを保ち、健康的な生活をお送りいただくためのものです。
サーチュイン遺伝子の種類
サーチュインは長寿遺伝子|長生き遺伝子、抗老化遺伝子とよばれています。
いまや科学に直接携わる人だけではなく、一般の人々にも広く知られる存在となりました。
サプリメントや食餌制限などでサーチュインを活性化させることで、生物の寿命が延びることや健康長寿をめざす試みがなされています。
マウスで、サーチュイン遺伝子の一種であるSIRT1遺伝子を欠損させます。
すると、マウスで記憶障害が見られます。
このように記憶の調節や関わっている可能性があることから、アルツハイマー病、他の神経が変性する疾患への治療が応用できると考えられています。
サーチュイン遺伝子を活性化させる物質(SIRT1-activatorなど)は、アルツハイマー病だけでなく、いろいろな老化にともなう疾患に効果があると期待されています。
ヒトや哺乳類では、SIRT1~SIRT7と7種類が存在します。
SIRT1
核内受容体PPARγのコファクター1(PGC1α)の活性化で、糖新生、脂肪酸酸化、およびミトコンドリアの活性化を促進します。
SIRT2
SIRT2はSIRT1と同様に非常に強い脱アセチル化活性を示す酵素で、PEPCK1の脱アセチル化を介した糖代謝や、FOXO1の脱アセチル化を介した脂質代謝の制御が見出されています。
またSIRT2はがん抑制遺伝子であることが示唆されており、SIRT2のノックアウトマウスでは発がん率の上昇が認められます。
一方で、中枢神経系でのSIRT2の働者も大変興味深いです。
パーキンソン病は加齢に伴い発症が高まる神経変性疾患で、神経細胞変性にはα-synucleinタンパク質の蓄積と封入体形成の関与が示唆されています。
神経細胞においてSIRT2を阻害するとα-synucleinの封入体形成を抑制し、神経毒性が軽減されることが見出されており1)2)、神経変性疾患に対する創薬標的として注目されています。
SIRT3
ミトコンドリアでは多くのタンパク質がアセチル化されており、エネルギー代謝にかかわるタンパク質が多く含まれますが、SIRT3を欠損させたマウスでは、他のサーチュイン(SIRT4とSIRT5)存在下でもミトコンドリアに局在する多くのタンパク質のアセチル化が亢進することから、SIRT3はミトコンドリアの主要な脱アセチル化酵素であると考えられています。
SIRT4
SIRT4の発現は、さまざまなDNA損傷ストレスによって誘導され、これによりグルタミン酸デヒドロゲナーゼを介したグルタミン酸の補充反応が抑制されることで細胞の増殖が停止します。
逆にSIRT4の欠損は、細胞の増殖抑制やDNA修復に異常をきたし、染色体異常を蓄積させます。
SIRT5
SIRT5は1型カルパミルリン酸合成酵素(CPS1)を脱アセチル化して尿素回路を制御することが知られていますが、一方で、NAD+依存的にリジンの脱スクシニル化活性と脱マロニル化活性を有することも見出されています。
SIRT6
これまでにSIRT1SIRT7まですべてのノックアウトマウスが作製されていますが、SIRT6のノックアウトマウスは最も顕著な早期老化様症状を示すことが知られています。
SIRT6のノックアウトマウスは、生後約2~3週までは正常に発育しますが、その後急速に、皮下脂肪の低下、骨密度の低下、脊柱湾曲、リンパ球の減少などの老化様症状を呈し、約1カ月で死に至ります。
SIRT7
がん細胞でSIRT7の発現を抑制すると、足場非依存性増殖能の低下や、マウスでの腫瘍形成能が著しく阻害されることから、がん細胞の増殖や形質維持に働いていると考えられています。
一方で、SIRT7が結合している遺伝子には数多くのリポソーマルタンパク質が含まれており、またSIRT7はrRNAの転写制御への関与も報告されていることから、タンパタ質合成系を制御している可能性が示唆されています。
サーチュイン遺伝子検査
ドクター小池は、サーチュイン遺伝子検査についても注目しています。
調査の結果、来年の春にはサービス開始が可能との報告をもらっています。
価格についてはその時にわかる予定ですので、続報をお待ち下さい。
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